ご挨拶

首都大学東京 学長 原島 文雄

harashima「大都市における人間社会の理想像の追求」を目指して開学した首都大学東京も、開学より9年目を迎えました。
これまで、首都に基盤を持ち大都市問題に重点を置く教育・研究ラインナップを持つ唯一の大学として、質の高い教育と研究に取り組んで参りました。同時に、その成果を広く社会に還元していくことも本学の大変重要な使命であると認識しております。
本学も社会の一員であり、その実現のためには行政・各種教育研究機関・企業等様々な主体と連携し、新たな技術の開発や地域社会の課題の解決に取り組むことが求められています。

そのため平成20年に、日ごろの教育や研究の成果を行政の様々な施策をリードできるような提言として積極的に発信していくため、行政ニーズに応える全学分野横断型の総合窓口として「都市科学研究機構」を発足させ、東京都との連携事業での研究や施策提案発表会などを行っているほか、学内においても様々な重点プロジェクトを行っております。
その中の一つとして、平成22年度には、首都大と東京都の連携による環境問題や少子高齢化など都市課題解決のための2つの共同研究プロジェクトとして「大都市研究リーディングプロジェクト」を、平成23年度には東京都との連携強化のために大都市問題に関する研究課題に対して調査研究を行うための「スタートアップ調査事業制度」(首都大版ギャップファンド)を設定してきました。

本年度スタートする本プロジェクトは、これまでのそれらの研究の枠組みを大きく超えた最大規模、各学部からの教員総勢25名以上が参画する学際的研究プロジェクトで、これまでの取り組みの集大成の一つでもあり、今後も中長期的に大都市研究を進めていく上での重要な第一歩でもあります。
これからも研究の成果を発信し、都政に役立てる提言をしていきますので、皆様ご期待下さい。